グリーンファイナンス外国企業進出支援事業
プログラムの目的
本プログラムは、グリーンファイナンスに取り組む金融系外国企業※の東京への進出を支援するため、対象企業に対して「進出支援プログラム」の提供と「補助金」の交付を行います。
※ 資産運用業又はFinTech事業を営む外国法に基づき設立された法人。

応募
- 期間
- 令和5年5月18日(木曜日)―7月14日(金曜日) 23:59(日本時間)
- 提出先
- 事務局連絡先(investtokyo@jp.ey.com)へ送付ください。
- 参加条件
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- 本補助金に係る拠点設立より前に、当該金融系外国企業が日本に拠点設立を行っていない。
- グリーンファイナンスに関連する、資産運用業者またはFintech企業である。
- 拠点設立補助金、金融系外国企業拠点設立補助金、金融系外国企業事業基盤支援補助金又は、GX関連企業誘致促進補助金の交付を受けていない。
詳細等は以下の資料をご参照ください。
令和5年度 申込書類:
問合せ先
事務局連絡先(investtokyo@jp.ey.com)へ問い合わせください。
エントリーするメリット


日本・東京の魅力
- 日本の魅力
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- 約2,000兆円の個人金融資産→成長分野への潜在的な資金供給余力、資産運用業者にとってのビジネス機会が大きい。
- 世界第3位の経済規模(4.9兆ドル)→投資先としての多様な産業やプロジェクトが存在。
- 東京の魅力
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- 世界の都市総合ランキング(GPCI)3位(アジア1位)→人や企業を世界中から惹きつける磁力となり得る。
- 政治的安定性、法の支配といった政治経済環境、住環境としての治安の良さ、豊かな自然や食を含む文化。
東京都のグリーンファイナンスに向けた取組
- グリーンファイナンス市場の
発展 -
- グリーンボンド発行の際の外部レビュー等の負担軽減。
- グリーンファイナンスにおける
参加プレイヤーの裾野拡大 -
- グリーンファイナンスに取り組む外国企業の誘致、ビジネス展開支援。
- 環境施策・環境技術の情報発信と
ESG人材育成 -
- 海外高度金融人材を呼び込むためのビジネス・生活面の環境整備、大学と連携した人材育成プログラムの実施。
令和4年度補助金交付企業の声
Impax Asset Management (英国)


- 事業内容:気候変動や公害、人的資本・インフラ・資源効率への不可欠な投資といった、地球規模の持続可能性に関する課題によって資本市場の形成が大きく左右されていく、との考えのもと、専門の資産運用会社として、より持続可能な世界経済への移行から生じる機会を捉えて投資を実施。
- URL:https://impaxam.com/
- 日本には、より持続可能な経済への移行に関連する投資機会に大きな関心を寄せる洗練されたアセットオーナーのコミュニティがあり、大きな成長の可能性があると考えています。金融が気候変動の緩和にどのように役立つかを理解する上での当社の取り組みが評価され、東京都のグリーンファイナンス外国企業進出支援補助金に選ばれたことを嬉しく思います。 - Founder and CEO: Ian Simm
Energy X (韓国)


- 事業内容:エネルギー効率化技術、建設プラットフォーム、建設資材の電子商取引、FinTechプラットフォームを提供することで、エネルギー効率の高い建物の建設を可能にする。また、建物の所有者、建築家、建設請負業者によるサステナビリティとグリーントランスフォーメーションの達成も支援。
- URL:https://www.energyx.ai/
- 日本は、市場の魅力と当社のグローバル展開への推進の両面の観点から、Energy X にとって重要な市場です。東京都の支援に大変感謝しています。Energy X は、東京の持続可能な未来と建物のエネルギー効率化における技術開発に貢献し続けます。Energy X は、電子商取引にリンクされた金融商品やソリューションから、エネルギー効率の高い建設技術やオンライン建設プラットフォーム システムに至るまで、多様な専門知識と技術を日本市場にもたらしたいと考えています。 - Co-CEO: Sean Park
FNZ (英国)


- 事業内容:ウェルスマネジメントセクターのグローバルプラットフォームを提供し、650を超える世界の主要な金融機関及び8000社のウェルスマネジメント会社と提携。資産をオープンにして、誰もが、どこでも、自分の将来に投資できるよう支援することを使命とする。
- URL:https://www.fnz.com/
- 本補助金に採択され、大変うれしく思います。これは、日本、東京に対する当社のコミットメントを示すものであり、当社が事業を展開するすべての市場で当社のプラットフォームを通じて持続可能な投資への貢献が認められたことを示すものです。当社のプラットフォームは気候から循環性、多様性に至るまで、投資が世界に与える影響をユーザーが測定できるようにします。これは、資産管理をよりアクセスしやすく、透明性が高く、持続可能なものにするという私たちの使命に沿ったものであり、誰もが自分の将来に自分の思うように投資できるようにします。東京都と協力し、東京での事業を拡大できることを楽しみにしています。 - CEO FNZ Japan:Rob Beattie
Climate Finance Asia (香港)


- 事業内容:グリーンボンドを発行する企業や組織に対して、コンサルティング、セカンドパーティオピニオン、グリーンボンドの認証、二酸化炭素排出量測定サービスを提供。
- URL:https://www.climatefinanceasia.com/
- 日本企業にグリーンファイナンスサービスを提供するため、Climate Finance Asia Limited (CFA) の日本事務所を設立する機会を得たことを非常に嬉しく思います。 日本ではグリーン及びサステナビリティファイナンスの分野への関心が高まっており、トランジション債は多くの炭素集約型企業に関連するようになっています。セカンドパーティオピニオンとサステナビリティ分析を提供するエキスパートとして、CFAは日本のトランジションと、特にアジアからのグローバル資本へのアクセスをより良く支援していくことができます。 この日本での事業を立ち上げるためのプロセス全体を通して私たちを完全にサポートしてくれた東京都の支援に特に感謝しています。より環境に優しい世界のコミュニティを実現するための取組において、日本のクライアントと緊密に協力できることを楽しみにしています。 - Chair: Water Cheung
Traydstream (英国)


- 事業内容:貿易文書をデジタル化するとともに、従来の紙ベース、目検でのドキュメントチェックを自動化し、貿易を行う企業や金融機関向けの強力なAI・機械学習を駆使したSaaSプラットフォームを提供。貿易取引のESGスコアリング指標の提供を準備中。
- URL:https://traydstream.com/
- 東京都のグリーンファイナンス補助金事業に採択され、大変光栄に思います。
Traydstreamはすでに、日本のメガバンクや地方銀行、大手商社などの企業と、独自の貿易文書チェックSaaSプラットフォームでの取引交渉・実績があります。今後は、東京都の支援を受けて日本での地位を向上させ、ESGイニシアティブを主導し、貿易取引におけるグリーンファイナンス等を可能にするESGスコアリング指標を提供していく所存でございます。私たちの取り組みが、東京の金融市場のさらなる活性化につながることを願っています!
東京にはTRAYDSTREAMジャパン合同会社を設立しましたので、日本代表の伊澤裕まで是非ご連絡ください。 - CEO:Sameer Sehgal
Powerledger (オーストラリア)


- 事業内容: オーストラリアを拠点とするFinTech企業で、ブロックチェーン技術を使用してプライバシー保護と不正取引検出を備えた再生可能エネルギー取引プラットフォームを開発。同プラットフォームにより、消費者と生産者は、キロワット単位でのエネルギーを追跡・調査し、取引することができる。
- URL:https://www.powerledger.io/
- Powerledgerは、日本にオフィスを開設することを非常にうれしく思っており、東京都からこの機会を与えられたことを大変光栄に思います。私たちは、日本の企業と提携して、調達されたグリーン エネルギーをキロワット単位で認証し、再生可能エネルギーポートフォリオを視覚化し、炭素目標を達成するための手段を洗練されたソリューションで提供したいと考えています。 日本でPowerledgerの技術を導入することにより、グリッドの完全性を損なうことなくグリーンエネルギーの配給を促進しながら、再生可能エネルギー取引の成長に貢献します。 - Executive Chairman & Co-founder:Dr. Jemma Green
Pi-xcels (シンガポール)


- 事業内容: 特許取得済みの技術により、オフラインの小売業者がNFC (近距離無線通信)を通じて顧客に対してシームレスにデジタルレシートの発行が可能なデバイスを提供。顧客データの収集も可能にすることで、オフラインの小売業者が顧客をより深く理解するのにも役立つ。
- URL:https://www.pi-xcels.com/
- 新たなマイルストーンとなるPi-xcelsの日本市場に参入にあたり、革新的で効率的なソリューションを提供し続けるという当社のビジョンとコミットメントをよりよく反映するために、プロセスを再構築していくことにしました。 日本のサステナビリティと支払いのデジタル化に向けた取組に合致した、インタラクティブで環境に優しいデジタルレシートは、オフラインの小売業者に顧客の考えや、ターゲットを絞ったマーケティングの機会を提供し、電子商取引とのギャップを埋めます。当社は、費用対効果を生み出し、廃棄物を削減し、サステナビリティを支援する、小売業者向けの数少ないESGソリューションの1つです。私たちは、Pi-xcelsは違いを生み出すことができると信じており、その可能性が実を結ぶことを楽しみにしています。 - CEO:Daniel Lim
令和3年度補助金交付企業の声
Connecting Good (ニュージーランド)


- 事業内容:クライメート(気候)・フィンテック企業のCogoは、日本の銀行や決済プラットフォームを利用する顧客へ対し、個人または法人の二酸化炭素排出量を計算し、その影響を削減するための行動を支援する炭素追跡ソリューションを提供。
- URL:https://www.cogo.co
- このプログラムに応募する機会を得たうえ、選定されたことに大きな喜びを感じています。私たちは、人々や企業が炭素排出量を理解し、削減し、相殺が可能となるよう、東京進出を計画してきました。日本は人口が多く、経済規模も大きいため、気候変動対策を行うのにとても理想的です。本補助金プログラムにより、当社のソリューションを計画より早く東京に届けられる機会を得ました。東京都には、子会社登記・オフィス確保・従業員契約のための適任者を紹介など、進出に掛かるプロセスを通じて素晴らしいサポートを行って頂きました。私たちのソリューションで東京に影響を与え始めるのが待ちきれません。 - Global CEO & Founder: Ben Gleisner
SESAMm(フランス)


- 事業内容:オルタナティブデータと人工知能を専門とする革新的な企業で、世界中の民間企業、ファンド、銀行、プライベートエクイティ、資産運用会社にESGスコア、分析、指標を提供。
- URL:https://www.sesamm.com/
- SESAMmは、グリーン・ファイナンスを推進し、東京で事業を拡大するまたとない機会である本プログラムに選ばれたことを光栄に思います。SESAMmがアジア太平洋地域への進出を模索し始めた際、東京はアジア太平洋地域で最も洗練された金融システムの1つであり、グリーン・ファイナンスに焦点を当てていたことから、有力な進出候補地でした。選定後、東京都は本補助金制度の申請手続きに関する問い合わせに対する詳細な回答や、適切な専門家を紹介頂きました。私たちは東京での事業拡大に興奮しています。 - CEO: Sylvain Forté
Doconomy (スウェーデン)


- 事業内容:Doconomyは、気候変動に取り組むための新たな対策に投資するスウェーデンのインパクトテック企業であり、グローバルな意識を高め、知識を広め、銀行業務の力、先進的な気候に関する専門知識、大規模なグローバル決済技術を活用して何が達成できるかの証拠を提示したいと考えている。私たちは金融システムを再構築することで構造的な変化をもたらすことができ、また、消費の影響を自覚することが、新しい発想の基礎になると信じている。
- URL:https://doconomy.com
- このプログラムに選ばれて光栄です。我々は、マインドフルな消費を可能にし、グリーンな国際金融ハブとしての東京を強化するため、そして野心的な日本の銀行やブランドと協働するため、東京を選択しました。我々の子会社を東京に設立する際、都は適切な専門家や団体を紹介等、非常に協力的でした。東京都の支援がなければ、こんなに短期間で子会社を設立することは不可能でした。これから、東京でのビジネスを加速させたいと思っています。「高いレベルのデザイン性と加速する気候への関心を持つ野心的な日本市場は、Doconomyのインスピレーションとなっている。」 - Doconomy CEO:Mathias Wikström
Maximuslife(アメリカ合衆国)


- 事業内容:MaximusLifeはクラウドベースのSaaSフィンテックプラットフォームであり、企業が国連の持続可能な開発目標、CO2削減、その他のESGの柱を中心とした目的主導の経験と文化を構築可能にする。
- URL:https://www.maximuslife.com
- 日本がSDGsとESGテクノロジーに注力し、MaximusLifeが世界を変える影響力を持つ企業を支援する機会を提供することに、私たちは非常に興奮しています。東京は、世界最大の経済の中心地の一つであり、イノベーションが急速に成長し定着するのに最適な場所だと考えていました。東京の専門家をはじめとする素晴らしいリソースに私たちのチームを結びつけてくれた東京都から比類のない支援を受けられたことに、私たちはとても感謝しています。東京にインパクトを与えるのが待ち遠しいです! - Partner: Brady Bruner
RIMM Sustainability(シンガポール)


- 事業内容:中小企業やスタートアップを中心とするすべての企業・団体のESG/SDGs情報を管理・スコアリングするSaaSツールの提供。国際的なサステナビリティ開示基準に対応し、企業や金融機関のグリーンファイナンスやサプライチェーン管理に貢献する。ESG/SDGs情報のデータを活用したコンサルティング事業も展開。
- URL:https://www.rimm-japan.com
- RIMMはグローバルなサステビリティ評価のプラットフォームとして、世界のあらゆる企業・組織に提供することを目指しています。金融機関と連携し、グリーンファイナンス提供時のESG/SDGs評価の支援なども行っています。東京はRIMMのターゲットである中小企業を44万社擁し、 ESG/SDGsへの関心も高い魅力的な市場と考えています。東京都には日本のESG専門家とのネットワーキングのサポートやPRに向けた戦略の相談に乗っていただきました。日本での展開を早め、当社の目指す世界の達成につながる東京都のご支援には非常に感謝しています。 - CEO:Ravi Chidambaram
RepRisk(スイス)


- 事業内容: ESGリスクへの対応に関心のある銀行、資産運用会社、PEファンド、年金基金などのあらゆるタイプの機関に対し、ESG及び企業行動リスクに関する世界最大のデータベース、実データ、分析データ、レポートを提供。
- URL:https://www.reprisk.com
- このプログラムに選ばれて光栄に感じています。日本法人設立において、東京都には登記・銀行口座開設・現地従業員雇用のために、地元の専門家やサービス提供者へのアクセスを提供頂きました。東京は、グリーン・ファイナンスの分野で国際的なリーディング・プレイヤーとしての地位を確立しており、ESGリスクへの対応、ESGに準拠したポートフォリオ、投資判断に関心を持つ銀行、資産運用会社など、あらゆるタイプのプレイヤーからのサービスに対する需要が高まっています。私たちは、データの力を通じてポジティブな変化を推進するという使命を、東京と世界にもたらすことを非常に楽しみにしています。- CEO:Dr Philipp Aeby