CASE 37 スタートアップへの投資を行うベンチャーキャピタルVertex Holdingsの日本拠点設立にあたっての補助金申請をサポート

Partnership Group Director
下田美由希
https://vertexholdings.com/jp/
Vertex Holdingsは、シンガポールを本拠地とした運用資産残高65億米ドルを超えるベンチャーキャピタル(ベンチャー企業といった未上場企業に出資を行う投資会社)です。
同社は、アンカー投資家(大口のファンド出資者)として資金を提供するほか、ファンド運営における支援を提供しています。本拠地であるシンガポール以外に、アメリカや東南アジア、中国、イスラエルなど世界各国に拠点を持ち、グローバルネットワークにより各国で得られる知見を活かし、スタートアップへの投資を行っています。
ビジネスコンシェルジュ東京(BDCT)によるサポート
- 人材斡旋会社の紹介
- 拠点設立補助金の申請サポート
(拠点設立補助金の詳細はこちら:金融系外国企業拠点設立補助金) - 事業基盤支援補助金の申請サポート
(事業基盤支援補助金の詳細はこちら:金融系外国企業事業基盤支援補助金)
東京を拠点に選んだ理由
弊社は2020年に東京に事業所を確保し、2021年7月に日本法人を設立しました。 そのきっかけとしては大きく2つあります。
一つ目に、日本企業様から弊社ファンドへの出資が増えたことに伴って、日本企業の投資家様へのご対応が増えたことです。
二つ目に、弊社の投資先が海外に多く、その海外のスタートアップの日本進出サポートのニーズがあったことです。
東京は最も情報が集まるハブであり、他の拠点は考えずに東京を選択しました。
ベンチャーキャピタルの仕事は、やはりネットワーキングが非常に重要です。 最近は対面での打ち合わせも増えており、加えて東京ではスタートアップのイベントも多く開催されるため、そのような対面でのイベントに参加しやすい点も一つ大きなメリットかと思います。
ビジネスコンシェルジュ東京を利用した感想
BDCTは東京都の支援事業を通じて紹介を受け、拠点設立補助金と事業基盤支援補助金の申請サポートをして頂きました。私は事業基盤支援補助金の申請時に携わっており、申請書類へのフィードバックや細かなチェックといったサポートは非常に助かりました。
弊社は日本人を採用するところから始まっていますが、他の外資系の企業は日本進出の際に人材の採用や言語、文化の壁に当たることが多いと思うので、そういったところをサポートしてもらえるBDCTのような窓口があると非常にありがたいと思います。
Vertexでは、日本への進出や事業展開を行いたい海外のスタートアップ企業への支援も行っております。海外のスタートアップ企業が日本に進出する際には、人材採用や自社の認知度の向上が課題になりますし、非常に重要な部分でもあると考えています。そのため、BDCTには、東京に進出する海外のスタートアップ企業に対する人材斡旋会社の紹介やマーケティングのサポートを行っていただくことを今後も期待しています。
今後のビジネス展開
直近では、日本のスタートアップに投資をするファンドを立ち上げたことを発表しました。今後はチームを拡大していく予定で、日本のスタートアップのグローバル展開をサポートするような役割を担えればと思っております。