CASE 24 重要度を増すクラウドサービスをつなげるソリューションを創出、アメリカ企業の日本進出をサポート

Jitterbit
Business Development Consultant
岩本 信男 氏
https://www.jitterbit.com/

Jitterbit(ジタービット)は、2003年に設立された、アメリカ、カリフォルニア州のスタートアップ企業。1000を超えるアプリケーション連携を可能とする、最先端のiPaaSソリューションを提供している。

サービス範囲拡大のため、オーストラリアとシンガポール のAmazon Web Services(AWS)データセンターや、シンガポールと日本の新しいオフィスを設置するなど、海外での展開を進めている。

ビジネスコンシェルジュ東京(BDCT)によるサポート

  • 協業企業の紹介
  • 展示会への出展案内

東京を拠点に選んだ理由

東京を拠点に選んだのは、私たちの強みであるIPaaSというクラウドサービスの性質上、非常に重要なことでした。

現在クラウドサービスは、ファイル共有や社内のコミュニケーションを円滑にするグループウェア、顧客管理などで幅広く活躍していますが、ビジネス上でのクラウドの利用度が増えれば増えるほど、問題になるのは、複数のクラウドサービスをどうやって連携させて使うかということです。

数多くのクラウドサービスをつなげる管理ソリューションが、まさに我々の提供するIPaaSです。クラウドサービスをつなげ、データを統合し、システムを連携させたりすることに、我々のサービスの強みがあります。

そのため、クラウドのベンダーといったパートナーや、エンドユーザーなど、多くの企業がひしめく東京に拠点を持つのは、事業として自然な選択でした。

ビジネスコンシェルジュ東京を利用した感想

Jitterbitはスタートアップ企業ですので、まずは多くの方に存在を知ってもらい、現地のシステムインテグレーターなどとのネットワークを構築していくのが重要になります。

私は過去にも、海外企業の日本進出を支援した経歴がありますが、ビジネスコンシェルジュ東京といった東京都のプログラムは、他の企業との橋渡しを行う上で、イベントや個別のマッチングなど、重要な役割を果たしてくれました。

Jitterbitでは、パートナーシップ支援事業というプログラムを通して、企業の紹介を受けているほか、東京都産業労働局が主催する産業交流展といった展示会にも、参加を検討しています。

その他にも、ビジネスコンシェルジュ東京に紹介をうけたイベントへ参加させて頂いたこともあり、日本の企業3社とパートナー契約を締結致しました。今後も広くパートナー企業様の開拓を行っていきます。

今後のビジネス展開

我々のサービスであるクラウドのデータ連携というのは、そもそもクラウドをつかう企業がなくては、サービスのニーズもありません。アメリカでは8割の企業はクラウドを使用していますが、日本はまだ3割か4割ほどです。それは言い方をかえれば、まだまだ成長の可能性を持った市場であるということです。

コロナの影響で、オンライン会議ツールの利用が大きく日本で広がりました。コロナ禍でビジネスの流れが大きく変わる中、クラウドの重要度も、大きく変化をしています。

これから成長をしていく日本国内のクラウドサービスとの連携を進めて、クラウドビジネスの橋渡しを行う存在になれるよう、サービスの展開を行っていきます。

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