CASE 34 インドネシアの労働力で日本のマンパワー不足解消を目指す会社の設立をサポート

代表取締役社長スマルソノ・スダルト
インドネシアのマンパワーソリューション株式会社
代表取締役社長
スマルソノ・スダルト

2022年7月、インドネシアのマンパワーソリューション株式会社(以下、「IMS」)はBDCTのサポートにより、スタートアップビザとしても知られている外国人創業人材受入促進事業を活用して、スマルソノ・スダルトさんによって設立されました。IMSは人材職業紹介所で、今現在はインドネシア発着に限定しています。日本の多くの業種のほとんどの職業紹介に対応しており、特に、医療サービス、情報システムおよびテクノロジー、重機、製造業、ホテルおよびレストラン、介護サービスなど6業界に焦点を当てています。

スマルソノさんは2008年にOracle Certified Professional (OCP) 認定を取得し、2009年にインドネシア大学で工学学士号、2011年に修士号を取得。日立グローバル財団の奨学金提供を受け、2016年に広島大学システムサイバネティクス学部の博士課程を修了しました。2019年にThe Jakarta Japan Club (JJC)のイベントで広島の方と話す機会があり、その時に日本の人材不足についての話を長くしたそうです。人材教育や人材供給における実務経験や専門知識、国際的なネットワークを有していたスマルソノさんは、技能実習生、特定技能、高度専門職等、東京をはじめとする日本の産業界の人材へのニーズを充足させることができるのではと思い、IMSを設立することを決心しました。

ビジネスコンシェルジュ東京(BDCT)によるサポート

  • 日本法人設立にあたっての情報提供・アドバイス
  • 外国人創業人材受入促進事業の申請支援
    (外国人創業人材受入促進事業の詳細はこちら: 外国人創業人材受入促進事業)

東京を拠点に選んだ理由

日本の経済や国際人材交流の中心地である東京は、日本への世界のマンパワー供給の戦略的位置付けにあります。その東京で事業が成功すれば、日本同様に労働力不足を抱える他の先進国にもビジネスを拡大するチャンスがあると思ったからです。

また、日本にいる2人の恩師からのアドバイスもありました。一人は広島大学時代にお世話になった教授、もう一人は広島時代の大家さんでした。大家さんにはとても仲良くしていただいたのですが、起業家でもあった彼は、「もし東京で成功すれば日本の他の地域にも事業を拡大しやすくなる。もし東京で成功すれば日本のみならず、韓国やUAEなど人材不足の他国へも事業拡大ができる。」とアドバイスをくれました。

ビジネスコンシェルジュ東京を利用した感想

日本で起業を決意した際、真っ先に助けを求めたのは、広島大学時代にお世話になった教授でした。

彼が広島市に「外国人が日本でビジネスをするためにはどうしたらいいか?」と問い合わせてくれ、そこでBDCTを勧められました。

早速コンタクトを取ると、なんとレスポンスの速いこと!こちらから細かく質問をすると、詳しく的確に何度も答えてくれました。私はBDCTとTOSBECの両方を利用しましたが、どちらもとても役に立ちました。基本的にTOSBECは会社設立の手続きに関するサポートを、BDCTは進出前から進出後のコンサルティングを提供してくれるのですが、何が一番魅力的かというと、すべて無料なんです!英語だけでやりとりが可能だったことも本当に嬉しかったです。

BDCTの利用を検討している方へ、シンプルなメッセージを送ります。

とても役に立ちますし情報もたくさん得られます。1つ1つの手順を教えてくれるので、ぜひコンタクトしてみてください。

今後のビジネス展開

ビジネス立ち上げ後しばらくは顧客がいない状態で、思い返すと大変でしたが、徐々にIMSは顧客を増やしています。インドネシアからの反応もとてもいいため、少しずつ顧客数を増やしていきたいです。

ビジネス拡大も視野に入れており、コンサルティングサービスを導入しようかと考えています。

ワンストップソリューションを提供できる会社にしていきたいです。また、インドネシアへのビジネス展開を考えている日本の企業のサポートも積極的に行なっていきたいです。

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